極黒の女子中学生

瞳をとじての極黒の女子中学生のレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
3.5
画面に変化のない会話劇を約2時間見せられてヘトヘトに疲れながらも、流石に後半の養護施設からは画面的にも面白くなる。

役者の顔を撮るのはタイトル通り眼差しを魅せたいからなのは理解できるが流石にくどすぎるよ〜と思ってたら、ラストの作中劇には思わず息を呑む。扇子で口元を隠した少女が視線を逸らし、再び目線をカメラへと移す。二度視線を向けることでショットは強固たるものになり、観客たちを掌握する