ヴィクトル・エリセ数十年ぶりの長編映画はあまりにも悲しく、あまりにも美しかった。文字通り魂が震える。
ローラとの対話が1番グッときた。濱口竜介を思わせるような、座った人同士の端正なショット・リヴァー…
横長の箱(函)の映画。だから、ヨーロピアン・ヴィスタも必然なのだが、私がみた映画館はアメリカン・ヴィスタのスクリーンに映写していて、横が余っていてすごくガッカリした。
いくらなんでも長すぎるし、…
映画制作中突然失踪した主演俳優…20年以上前の事件を追う番組に監督が出演する…自らの半生を追想しながら彼の行方を追う。
これまでのエリセ作品へのオマージュも。
履かない靴、悲しみの王、大事な日にはい…
多分きっと監督の伝えたかったことの半分も私には伝わらなかった(私の理解力が乏しいだけ)
ほんと多分ぎゅーーって凝縮したら1時間30分できっとこの映画終わるんだろうな。でもこの長さって主人公と、失踪し…
このレビューはネタバレを含みます
ミツバチのささやきから50年を経てフィルム&シアターが奇跡を起こすという円環構造は完成する。(アナトレントの眼差しは時を経ても変わらない、でも劇中製作されてた映画はくそつまらなそう)
ここで終われっ…
このレビューはネタバレを含みます
エリセの映画愛が詰められた作品だと思う。フィルムの保管室で話すシーンは、個人的にすごく好きだった。デジタルもいいし便利なのは間違いないけど、フィルムの持つ質感は特別なものがあるし、物理的にあれだけの…
>>続きを読む《交差する時間》
座って語り合う。
切り替わる2人の顔。
クローズアップのPOVショットで浮き上がる顔。
向き合う2人は、ヤヌス像のように過去と現在を行き来しているかのよう。
映画世界を飛び越えてカ…
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