瞳をとじての作品情報・感想・評価

『瞳をとじて』に投稿された感想・評価

眠り猫

眠り猫の感想・評価

4.3

Ⅰ テオ・アンゲロプロスに倣いて


親愛なるエリセ

待ちに待ったあなたの新作、拝見しました。あなたがこんなにもテオ・アンゲロプロスを愛しておられたなんて!

撮影中に俳優が失踪し、後にテレビ番組…

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Hidezou

Hidezouの感想・評価

-

『瞳をとじて』

映画監督ミゲルと未完作の主演俳優フリオとの失われた絆。

昔からの映画を愛する一個人として、アナログな映画の力がきっと奇跡をもたらしてくれると願わずにいられない。

アナ・トレント…

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そら

そらの感想・評価

4.2

まずファーストカットから、あれ?予告と違うぞ、と思わされるフィルムの質感。「ミツバチのささやき」でも観たような少し離れた距離からの建物の外観。エリセの映画が始まるんだと言う高揚感。

一連のシークエ…

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さ

さの感想・評価

-

ビクトル・エリセのフィルムを観て感動するのはなぜか。そこに愚直なまでに真摯な映画体験が描かれているからである。
『ミツバチのささやき』の少女は、巡回上映で観た『フランケンシュタイン』の物語にひどく魅…

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このレビューはネタバレを含みます

上海に娘を探しにいく旅が始まるのか!ってワクワクしてたら突然終了してそんなー!ってなりました笑
そっちも見たかった
あぁ、我々が信じた「映画」というのは未だそこに存在したのだなぁ。「画」がものを言うと言うことを、信じてきた我々が遂に救われた、そんな気がしました
irukagal

irukagalの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

数年前にマルメロ、去年にミツバチ、本作の鑑賞数時間前にエルスールを鑑賞。
エリセの不在を感じるいとまは無かったにも関わらず、再会の嬉しさと新鮮な展開を楽しむ終始幸福な時間だった。
カウリスマキもだけ…

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中庭

中庭の感想・評価

3.8

映画内のゆるやかな時間の流れを見つめていると、次はこんな会話が、こんなショットが来るかなと想像し、その想像が時間を追い越していくような表現しがたい混乱が生じる。時間はいつの間にか前進し、疑念や思い込…

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このレビューはネタバレを含みます

記憶というのは、視覚や聴覚単独ではなくて、共感覚的に記録されるものらしい。例えば雨の日は、湿気や匂いや音に手触りなどが一緒くたに残る。
この映画で、写真では蘇らなかった記憶が映像だと揺り動かされるの…

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