このレビューはネタバレを含みます
大好きな「エル・スール」と、新作の「瞳をとじて」を続けて鑑賞。大学の図書館で出会ったエルスールのDVDを初めて観てから約10年。漸くスクリーンで観られることが本当に幸せだと思った。
一緒に並んでいた…
上映時間が三時間は長いと思ったけど、見始めたら全然長く感じなかった。
心に残った台詞について、記憶がなくても想いは心に残っているというような台詞があったけど、認知症の方と関わる時に、言葉や体験はす…
歌のことは覚えている。
名前が変わることもある。
本来与えられた名前より、勝手に呼ばれるようになった呼び方に愛着が湧くこともある。
全てを忘れてしまったとしても、スクリーンで見たあの瞬間から何…
「ミツバチの囁き」「エル・スール」をリバイバル上映で観ることができて、
その翌週に「瞳を閉じて」を観ました。
監督が31年の空白を経て
今、この映画を撮った
ということ。
それだけで、そのことだ…
『瞳をとじて』
映画監督ミゲルと未完作の主演俳優フリオとの失われた絆。
昔からの映画を愛する一個人として、アナログな映画の力がきっと奇跡をもたらしてくれると願わずにいられない。
アナ・トレント…
まずファーストカットから、あれ?予告と違うぞ、と思わされるフィルムの質感。「ミツバチのささやき」でも観たような少し離れた距離からの建物の外観。エリセの映画が始まるんだと言う高揚感。
一連のシークエ…
ビクトル・エリセのフィルムを観て感動するのはなぜか。そこに愚直なまでに真摯な映画体験が描かれているからである。
『ミツバチのささやき』の少女は、巡回上映で観た『フランケンシュタイン』の物語にひどく魅…
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