オレンチ

DOOM ドゥームのオレンチのレビュー・感想・評価

DOOM ドゥーム(2005年製作の映画)
3.4
ロストテクノロジーを追い、火星の研究施設を舞台にゾンビ&エイリアンと戦うSFアクションホラー!

◼︎はじめに
自分は割と好きな作品なんだけど、SFアクション好きにオススメできるかというとそうでもない感じ。
展開は早いため、設定や登場人物に、ハマれば飽きはこないかと思う。
火星舞台の映画にロマンを感じる人、特殊部隊が活躍する映画が好きな人、獰猛なエイリアンとの戦いが好きな人は軽ーい気持ちで観てみてもいいかなくらいです。


◼︎人気FPSにして元祖FPSゲームの映画化作品!
そもそもFPSって?のために少し説明すると、FPSとはファーストパーソン・シューティングの略で、日本語にすると一人称視点の撃ち合いゲーム。
要は自分の目線で銃を撃ち合うゲームのことで、海外ではプロが生まれるほど大人気のゲームジャンル。最近もっとも有名なのは『Call of Dutyシリーズ』だろうか。
そんな世のゲーマー達を熱狂させるシステムを生み出したのが本作の原作であるDOOMなのだ!
このゲームが生まれてなかったら、もしかしたらFPSは誕生していなかったかもしれない。
世のFPSプレーヤーの方達へ、この作品(原作)に敬意を!笑


◼︎新感覚アクションムービー!?
FPSゲームの映画化とだけあって、宣伝時、新感覚アクションムービー!と売っていて、その理由は映画にFPS視点を入れ込むというもの。
FPSユーザーな自分としては、この新しいカメラワークにはかなり期待していた。
でも実際のところほーーーんとにオマケ程度。
ほんのひとパートにアトラクションのようなFPS視点があるだけで、無理やりねじ込んだ感じで随分と安っぽくなってしまっている。
捜索中のような繋ぎのシーンにもFPS視点を盛り込んでくれるようなものを期待してただけにかなり拍子抜けしてしまった。

そういえば、宇宙基地を舞台にしたようなPOVってないな。観てみたいな。


◼︎ドウェイン"ザ・ロック"ジョンソンの初々しい演技にも注目!
ドウェイン・ジョンソンの初期主演作品でもあり、まだクレジットもザ・ロックとして表記されている。
WWEレスラーから本格的に俳優として活動を始めだした頃もあって、その演技にはまだ大根臭さが残る。
厳しい上官をカッチカチに演じた感じで、出てくるセリフは『goddam!!』ばかり。笑
こちらは制作側が悪いのかもしれないけど、キャラの性格もブレブレ。
きっと最後の決闘を撮りたかったんだろうけど流石にその豹変ぶりはないだろうと。笑
ただその決闘については、流石WWEの人気レスラー!まるでリングで活躍するザ・ロックを見ているかのような見応えだった。


◼︎若かりしロザンムド・パイク&カール・アーバンにも注目。
ヒロインはあの『ゴーン・ガール』で素晴らしい怪演を見せたロザンムド・パイク。
まだメジャーデビューでは2作目の出演かな?
自分が初めてロザンムド・パイクを見たのがこの作品で、この頃はなんか可愛いな〜くらいの印象だったが、まさかあそこまで化けるとは全く想像していなかった。
『ゴーン・ガール』を見た人はその演技の違いを楽しむのも良いかと思います。
まぁ、若きといっても雰囲気若くて肌がまだ綺麗かなーくらいですが、片足をチョコンとあげてビビる姿は可愛いです。笑
そしてもう一人の主演、カール・アーバン!
ロードオブザリングシリーズに彗星の如く登場し、濃い顔に長髪で何やらむさいイメージだったが、短髪になり一気にスマートな印象へ!このスマート差で一気に好きな俳優に急上昇いたしました。


◼︎やっぱ特殊部隊はカッコいい〜!
物語の中心を担うのはザ・ロック隊長率いる特殊部隊8名!
わかりやすく、厨二臭漂うニックネームも助け、それぞれのキャラが立ち、特殊部隊としてはかなり魅力がある。
部隊とは関係ないけど、デクスター・フレッチャーも出演してて少し嬉しかった笑