千里

湖の女たちの千里のネタバレレビュー・内容・結末

湖の女たち(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

トレイラーに惹かれて鑑賞。重厚な物語で見応えはあるのだけど、メイン2人の不埒な関係性と事件の内容がほぼ関係ないことに加えて、最後まで観ても結局何が言いたかったのか...という気持ちになってしまった。

序盤中盤に関してはまだ事件の全容と松本まりかさん演じる佳代がどう絡んでくるのかというところに注目していたのだけど、結局何も関係ないどころか福士蒼汰さん演じる濱中との関係性に関してもどういう関係だったのかいまいち理解に苦しむ。ただ誰でもいいから支配してもらって居場所が欲しかっただけなのか?何故そのような考えになってしまったのかが一切明かされないので、どういうことなのかと。

2人の関係性が事件と絡んでくることはなく、更には不愉快極まりない濱中と浅野忠信さん演じる伊佐美と刑事たちの自白強要の取り調べシーンが続くので、気分が悪い。この件に関してはラストできちんと捌かれたので良かったが、事件自体は結局中学生たちが犯人っぽいけど証拠がないまま...。

性的なシーンに関しては、意外と2人のラブシーン的なものは少なく、どちらかというと相手に見せつけるようにするシーンが多かった印象。湖で佳代が来たところを見ながら自慰行為にふける濱中があまりにキモ過ぎて凄かった...。

見応えはあったけど、本当何を描きたかったのか。。
千里

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