全体的には、善良性と暴力性は一人の人間の中でどう折り合っている（もしくはいない）のか、みたいなことなんでしょうけれども、暴力性ばかりが目立ってあんまり成功していなかったかな。
エロ部分ばかりやたらノリノリで「そういう音入れちゃうんだ」っていうのにもウンザリしました。女性からしたら「物語なくして都合のいいエロは勝手に発生しない」と思ってしまって。いくら多少イケメンでも惹かれる部分ないだろ、あれはないと思うばかり。あのパートに時間をかければかけるほど、テーマがブレて行く気がしました。
お陰で話の中の「悪」の有り様も陳腐に見えてしまった。好みではなかったです。
