まさき

犯罪都市 NO WAY OUTのまさきのネタバレレビュー・内容・結末

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

期待したとおりの映画。
犯罪都市シリーズが好き、もしくはマ・ドンソクのファンなら間違いなく楽しめる。

この映画の見所はなんと言ってもマ・ドンソク演じるマ・ソクト刑事の無敵っぷり!
車で轢かれようが、金属バットで殴られようがワンパンでぶっ飛ばす。ナイフだろうが日本刀だろうが、拳一つでぶっ飛ばす。
これだよ、これ。これを観に来たんだよ!豪快で爽快で最高だ!

今作は前作から7年後の2015年で、マ・ソクト刑事はソウル広域捜査隊に異動。前作までの同僚がいないのは残念だが、今回の同僚達もマ・ソクト刑事に振り回されながら捜査に奮闘するし、マ・ソクト刑事をイジる。今作の小悪党ポジションは悪徳中古車販売業者チョロン。彼もマ・ソクト刑事に怯えながら捜査に協力する。異動はしたものの、似たような人間関係が構築され、彼らとのコメディパートもおもしろい。

敵役は汚職刑事チョ・ソンチョル。刑事が敵だが、警察組織が敵に回るとか複雑なことはなく、ヤクザから麻薬を横流ししてるシンプルな悪党。前2作にはなかったインテリ風な凶悪犯。
そして、もう一人の敵役は日本ヤクザで殺し屋のリキ。リキを演じるのは青木崇高。バッタバッタと日本刀で斬りまくる。
それぞれの思惑が絡み合って、マ・ソクト刑事に襲いかかる!
と、言いつつも、むしろ襲いかかっているのはマ・ソクト刑事。敵役2人の部下が束になっても全く相手にならない。ワンパンでテンポ良く倒す。強すぎて笑える。

コメディもアクションもテンポが良くて気持ちいい。ストーリーもシンプル過ぎず、複雑過ぎず、テンポの良さ、スピード感があって娯楽映画の王道という感じ。前作は敵役が狂人的なところもあって激しい描写もあったが、今作は抑えられており観やすい。

ミッドクレジットでは、前作までに登場していた小悪党チャン・イスとマ・ソクト刑事が再会し、COMINGSOONの文字が。次作の公開も決まっているようで楽しみだ。
まさき

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