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犯罪都市 NO WAY OUTのBremingerのレビュー・感想・評価

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)
4.0
韓国俳優の中でぶっちぎりに大好きなマブリー、そのマブリーがシリーズを引っ張る犯罪都市シリーズ。2作目公開時点で3作目が決まっていたので、待ってましたよ!という感じで無事に鑑賞できて良かったです。今作もらしさ全開でした。

マブリーがやりたい事をニヤニヤ観るのがこのシリーズの良いところなので、マブリーがとにかく暴れ回る様子が多く堪能できました。

初っ端から向かってくるチンピラをグーでぶっ飛ばしまくっていく最高のオープニングからスタートしてくれて、これは楽しいぞ〜とニヤニヤしながら観ていました。
相手が銃やら剣やらで向かってくるのに、基本グーパンでぶっ飛ばす漫画的な事を全編通して貫き通してくれるので清々しいですし、効果音や集中線みたいな演出も相まってエグい破壊力でした。絶対に無事では済まないヤツです…。

マブリー萌えの要素も強く、ラブホのベッドで真面目な話をしようとしてるのにグルグル回転してしまって頭を抱えてしまったのが好きでした。自分を色男と言ってみたり、おとぼけしてみたり、頭で解決できないなら腕の解決してしまおうというパワープレーも健在で、シリーズお決まりの真実の部屋も備えていたので満足度高めでした。

今回のマブリーは結構やられるシーンが多いんですが、いくら車に轢かれようと、鉄バットで殴られようと、ナイフで色々刺されようと、次のシーンではケロッとして殴り始めるので、作品を追うごとに無敵になっていくんじゃないかと変にワクワクしています。これがあるせいか、「エターナルズ」でサラッと退場してしまったのが違和感でしかなくなる不思議です。
肩回しただけで回復したり、傷口をさすさすしただけで回復したりと、パワーもスタミナもインフレしているので、4作目では張り合えるぐらいの化け物を用意して欲しいものです。徐々にステイサムと同じ立ち位置になってきていて歓喜です。

前作で大活躍だった班長が今作では怪我で離脱してしまって出番が少なかったのが残念でした。あの人のコミカルさが好きだったので、どうしても常識人ポジションと筋肉の掛け合いが観たかったです。

今作のボス的存在が正直強くなかったので、これといった危機感が無かったのが残念でした。結構張り合ってくれるのかな?と思ったら、フルパワー全開のマブリーが相手なのでそりゃ敵わんわなと思いました。

日本のヤクザがしっかりと絡むので、青木崇高さんの厳つさ全開の腕っぷしだったり、國村隼さんの大ボス感だったりと、少ない場面でもしっかりと存在感があって最高でした。

ややトーンダウンしてしまいましたが、いくらでもシリーズは作れると思うので、4作目でスケールアップ&暴れ放題で再び日本へやってきて欲しいです。愛してるよマブリー!
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