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犯罪都市 NO WAY OUTのowlマンのレビュー・感想・評価

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)
3.7
『犯罪都市 THE ROUNDUP』の事件から7年マ・ソクトがパワーアップして帰ってきた。

続編、待っていました!

“事件を拳1つで解決”といったパッケージ自体は変わらずですが...やっぱりソクト(マ・ドンソク)の背中が登場するとワクワクしますね。

今回“最強”と対峙する敵は、
『内側に隠れた狂気の狡猾麻薬捜査官』と『仕事をまっとうするヤクザの殺し屋』の三つ巴入り乱れての抗争。
前作の『溢れ出る狂気を纏った敵』とか違って“麻薬”を巡っての追う、追われの争奪戦はマ・ソクトのデカイ胸筋にも治まらない“広域”捜査となっていくのはパワーアップしていくのを感じました!

殺し屋・リキ役の青木崇高さんカッコ良かったですね!殺し屋の名の通り“人間味”を感じさせない怖さにギラギラした眼光が良かったですね!悪役似合い過ぎます。

そして、やはり『犯罪都市』シリーズの一番の見所はラストのバトルシーンですね!トイレ、バスと狭い場所でのバトルから、今回は少し広くなった場所になったので、暴れっぷり・破壊っぷりも上がっていました!

このラストの為に観てるようなものです!



...でも、
個人的に私は前作『THE ROUNDUP』の方が、好みでした💦

場所も韓国から離れ、何をしでかすか分からない狂気を帯びた敵、じっとりとした雰囲気が劇中から漂って、マ・ソクトはどうするのか!?とハラハラしました。今回はヤクザ組織の裏切りや捜査官と心理戦は見応えはありましたが...もっとじっとりした“狂気”が欲しい!私が“狂気”のある敵に取り憑かれているだけですが...じっとりとした...『あっ...コイツ...怖っ』がもっと欲しかったな。

日本・ヤクザ=“刀”は分かるんです...現代が舞台で“刀”を武器にしちゃうと、どこか漫画感を覚え、劇中内でもすでにマ・ソクトが漫画のような強さをふるっているので、時折見られるリアルとフィクションの緊迫感が遠くに置いてけぼりにされしまったと感じました。


しかし、“犯罪都市”シリーズはまだまだ続くようなので、どんどん世界観の拡張とマ・ソクトの肉体の拡張を見守っていきたいっ!!
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