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犯罪都市 NO WAY OUTのBew666のレビュー・感想・評価

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)
3.9
以前見ていたが、レビューしていなかった作品。

マ・ドンソク主演の人気アクションシリーズ。本シリーズは主人公の刑事であるマ・ソクト(マ・ドンソク)が仲間たちとの協力と自慢の拳で全てを解決する人気映画シリーズであり、今作はその第3作目で、主人公×汚職警察×ヤクザとの三つ巴の戦いを繰り広げられます。

今作の見どころというよりは、本シリーズの見どころ、主人公のアクションです。前作までは、トドメの一撃で一発で倒すヒーローアクション的なアクションが見どころでしたが、今作はそこに加え、ボクシングのファイトスタイルが加わったことにより、力と技術で相手を追い詰めていくアクションと、一撃必殺アクションが組み合わさり、スピーディーかつ見せ場の多い映像が連続で続くので、最後まで飽きずに楽しめます。とにかく「最強」をしっかり動きで見せてくれるので、見ていてスカッとします。

敵も豪華で、日本からは『ゴジラ-1.0』でも重要な役だった青木崇高さんが、「ヤクザの解決役」のリキという役で出演しています。リキは刀を使った戦闘スタイルを多用し、刀捌きも技術ではなく、力任せに振り回して切りつけたり、刺したりという荒っぽい物ばかりで、怖さと荒っぽいアクションになっていて良かったです。日本人キャストは今作が初ですが、キャラクター性がすぐに分かるようになっており、とても映画の雰囲気に溶け込んでいて良かったです。

本作はこれかも長く続いて行くシリーズになると思うので、今後の作品がとても気になる作品でした。
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