さるやん

犯罪都市 NO WAY OUTのさるやんのレビュー・感想・評価

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)
3.8
こんにちは、さるやんです。

なんか、マブリーまたデカくなってないですか?

今回は地方警察庁広域捜査隊副チーム長に昇進し、地位や仲間のチームプレイも強くなってる代わりに敵もまた強力に。

新型合成麻薬『ハイパー』を巡る
韓国でハイパーを密売する日本の暴力団一条組と、
それを利用して一儲けを企む悪徳警官
との三つ巴の戦いを描いております。

出番が少ないながらもその存在感を見せつける組長役の國村隼さん。

そして、最強の掃除屋として、韓国に送り込まれる青木崇高さん。

お二人共、しつかりと他作品で韓国でも知られているらしく、これからも国際的に活躍していただきたいです。

そして、警察でありながらその、特権を利用して私腹を肥やす悪徳警官 クリョン警察署麻薬班長を務める麻薬捜査官
イ・ジュニョク演じるチュ・ソンチョルも、ずる賢さと組織力と粘り強さでマブリーを苦しめます。

今作見てて特に感じたのは前3作よりもマブリーのアクションに磨きがかかったことです。
パンチ力の力強さはもちろんのこと、フットワークを活かして相手の攻撃をかわしつつ、カウンターでワンツーを入れたり、相手のパンチを透かしてそのまま投げに転ずる様は見事としか言いようがありません。

今回青木さん演ずるヤクザ、リキの用いる日本刀も屋内での戦闘で乱戦になった場合跳弾で誰に当たるかわからない銃撃戦よりも即しているように思えるし、
映画的にも絵になって面白かったと思います。

あい変わらずヤクザは海外で、人気あるんだなということも感じました。

また、このシリーズ特有の小悪党達の活躍の場が多く、警察が小悪党たちを締めつつうまく使ってる様子もコミカルで笑いを誘い、緊迫のアクションの合間に挟まれる小気味よい笑いも楽しめました。

回を追うごとに作るのも難しくなるとは思いますがマブリーの勇姿が定期的に見れるのはありがたいのでこのシリーズがんばってほしいものです。
さるやん

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