〜グロテスクな幻覚の中で男は妻を2度殺す〜
バロウズの『裸のランチ』をクローネンバーグが映画化。
クローネンバーグ×バロウズ、奇跡の融合。
この奇っ怪な世界をその目に焼き付けろ！！
文学的な魅力に満ち溢れたパワフルでグロテスクな怪作。
一言で表すなら、「ヌメヌメ」した映画
あべこべな世界観は、観る人を薬物中毒の幻の中にいざなう。
観てるこっちまでまどろんできそうだ
登場するクリーチャーはどれもグロテスクで生々しく、その異質な姿は忘れられないものとなる
登場人物の口から放たれる詩的なセリフの数々も魅力的。
分かりそうで分かんないラインの言葉達。
さすがバロウズ。シラフの人間には到底思い付かないだろう
バックグラウンドで流れるサックスの音色のオシャレなことと言ったらこの上無し。
グロテスクな世界に締りが生まれる
ハマる人は何度も何度も観てしまいそうな作品。一度試してみたらどうでしょうか。
注)虫が苦手な方は絶対観ちゃ駄目ですよ！
…バロウズの作品には一度読んだら他の作品も読まずにはいられない破壊力がある。
彼の世界の虜になった人はさぞかし多いだろう。
ジャンキーの創るアートにシラフ野郎が勝つのは到底無理そうだ。
