さわだにわか

ウェドロックのさわだにわかのレビュー・感想・評価

ウェドロック(1991年製作の映画)
3.5
二つで一組の爆弾首輪付けて片方が逃走すると即爆発、しかし自分の「相棒」が誰なのかわからない…という妙にカイジ味のある設定で始まる刑務所映画なので囚人たちの間で心理戦が繰り広げられるのかと思いきやそんなこともなくわりとあっさり強行突破で主人公ルトガー・ハウアーとその相棒は刑務所脱出、以降は盗んだダイアモンドを巡る犯罪ロードムービーにようになりあまり面白くないが、爆弾首輪を付けたままことあるごとにハウアーと相棒が引き離されてピコンピコンと爆弾警報が鳴りまくるサスペンス&アクションシーンになると結構面白い。刑務所もの、犯罪ロードムービーもの、SFアクションサスペンスといろんな面白要素を頑張って入れようとしたのだろう。その結果どれも中途半端だしSF感なんか爆弾首輪を除けばほぼ皆無といっていいのだが。

最大の見所はムショに連れてこられたハウアーに先輩受刑者として一言教訓を垂れて退場する若き日のダニー・トレホ、そして何があったのか『ブレードランナー』の頃と比べて20キロぐらい太ってるハウアーの衝撃的な寸胴体型。びっくりしたのでスコア+0.5点した。
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