三隅炎雄

惜春鳥の三隅炎雄のレビュー・感想・評価

惜春鳥(1959年製作の映画)
5.0
突如前衛になるので何事が起こったかと戸惑う、というか魂消る。青春群像劇の姿を借り、木下恵介が美青年たちへの愛を綴った一種の性的なファンタジーで、ここでは女の有馬稲子は白虎隊の青年たちに同化することでやっと初めて引き裂かれた佐田啓二との愛を成就出来るのである。
三隅炎雄

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