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私の父は正しかったのyuのネタバレレビュー・内容・結末

私の父は正しかった(1936年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

室内劇。とにかく喋る。そして何度も家を出たり入ったりを繰り返す。ただそれだけの反復で面白い映画にしてしまうギトリは恐ろしい。

ドゥリュバックが常に画面の上手にいる気がした。電話を撮りにいく場面でロングショットになってやっと下手に行ったなと思ったら、またバスト気味のサイズになって上手にいる。息子との2Sの会話場面でも最初上手にいたドゥリュバックが喋りながら下手に移動する。しかしドゥリュバックの顔のアップになるとイマジナリーラインを超えてまた上手に顔があったと思う。切り返しで息子の顔にアップになるとドゥリュバックと視線が同じ方向になっていた気がした。(不確かなのでもう一回見たい)

他のギトリの作品も編集的ルールを無視してるとこがあって面白いし、この違和感が本当にギトリ作品を豊かにしてる気がする。


今まで見たギトリベストかも。
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