み

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のみのレビュー・感想・評価

3.6
記録
ツッコミどころが目立ってしまい、「特攻隊」という題材なだけに勿体無いなと思ってしまった。と思いつつも感動してたくさん泣いた。すでに2回鑑賞。
※2回目は邪念を無くして観たのでより感動した。

◆感動した点
・石丸くんと千代ちゃんの恋模様が可愛らしく、そして切なかった。この先のことを考えると互いに思いを伝え合うことはないんだろうけれど、それでもちゃんと互いに通じ合っていたことが伝わってきて、素敵だけれど切なかった。

・鶴さんの食堂に食べに来るのは、味とそして何よりも人柄なんだろうなと。
毎回、若い活き活きとした青年達を見送ることを考えると、居た堪れない。
娘を戦争で亡くして、いつも来てくれていた青年達も戦いに出て、それが当たり前の時代だったということを再認識したけどやっぱり辛い。それでも日本のためにと弱音を吐かない姿にグッと来た。

・お母さんがとにかく優しい。一番辛いはずなのに、娘のために頑張って働いて。それを娘に分かってもらえてなかった期間のことを考えると辛かった。
けど、最後は親子仲良い姿見れて感動した。

・特攻隊員の、あんな小さな戦闘機に乗って敵地に突っ込む姿は辛かった。
そしてこういったことが事実としてあったことは、風化してはならない。


◆特に気になった点
・下の名前で呼び合うところ
→「後が長くない」ってことは分かっているけれど、それでももう少し何かあればもっと感情移入できたかも。恋に落ちるタイミングもよく分からなかった。

・鶴さんを探しに空襲地に自ら戻ったところ
→自分の命は自分で守らないと。彰現れるのタイミング良すぎる。
(鶴さん亡くなったのかと思ったけどそうじゃなくて良かった)

・日本負ける負ける言い過ぎ
→底知れない覚悟の中で戦おうとしている人に対してそう簡単に言えないよ。

・最後の見送りのシーン
→単純にそんな近くまで行ったら危ないやろう。みんな守ってるんだからそこは守ろう。
み