ひろ八景

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のひろ八景のレビュー・感想・評価

4.2
 いつも鑑賞する劇場のグループがスポンサー協賛していたようで、何ヶ月も前から映画を観に行くたびに長い予告編が流されていた。

 正直言って、今回鑑賞しに行ったのは刷り込みのようなものである。ラストが気になって仕方がなくなっていた。

 特攻隊の戦争映画というのは、昔からよくある題材なので、そこにあまり斬新さを期待していなかったのだが、ストーリーには興味があった。

 百合(福原遥)に寄り添う特攻隊員・彰(水上恒司)の好青年っぷりに惚れ惚れしてしまった。背筋がピシッと伸びていて、真面目で誠実な感じはオッサンでもときめいた。

 だいたい話のあらすじは見えてしまっていたのに、特攻へ赴くシーンには涙腺が緩んでしまった。歳のせいかも知れぬが。そう言えば、戦時中が題材の映画という事もあり、中高年の観客が多かった気がする。

 ラストは少し予測出来なかった展開が待っていたので、そこでもまた涙腺が緩んでしまった。元々あまり観に行く予定は無く、刷り込みで観に行ったようなものだったのだが、良い作品だった。

 余談ではあるが、エンドロールの福山雅治の曲でも涙腺が緩んでしまった。あれは反則だろ。

 
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