めばち

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のめばちのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

主人公の母がよかった。
戦災孤児役の子役の子の演技がとてもよかった。

深く考えずに観たらフツーに楽しい映画だと思う。
あと、大昔に読んだ折原みとのティーンズ小説を思い出した。


深く考えて観てしまった私は、この映画の主題である特攻兵と現代の女子高生の恋愛描写が申し訳ないくらいに楽しめなかった。
プラスして主人公の特攻兵らに対する発言が無知で失礼過ぎて、どうにも受け付けなかった。
見ていて「はあ? そんなわけあるかい!」な部分も多かった。

ガッカリしたのが、今の女子高生って特攻隊に対してあんな感情しかないのだろうか……ということ。

今の学生が受ける戦争平和学習ってどんなものなんだろう。
戦争はダメ!はもちろんだし、私自身決して戦争・特攻賛美をするわけではないけど、その時を生きる人間の決断を否定していいわけではないと思うんですよね。
海外での特攻隊評価とかもちゃんと学ぶべきで、特攻という手段は敵国に大きな恐怖を植え付けたと同時に自己犠牲的行いがキリスト教の教えに似ていると賞賛されたとか、私は大人になって自分で学ぶようになって知ったから、こういうのをちゃんと歴史の授業で学ぶ機会を与えてあげないと……と、映画の話と逸脱してしまったのでこれくらいにして。

まあ、この映画はそこまで深く考えるような歴史映画ではないし、私が映画のターゲット層から外れていたのだろう。
隣に座ってた中高生の女の子は泣いていたから、中高生らは楽しめる映画なんだと思います!
めばち

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