このレビューはネタバレを含みます
色々なまっすぐな愛を感じ、心が浄化された。
私たちが現代ボケ、平和ボケをしていることを思い知らされた。
教科書で学んでも、戦争もののメディアを見ても、資料館を訪れても
最近の世情や自分の身の回りの小さいけど大きなことにばかり意識が行き、
つい大切なものを忘れてしまう。。
色んな人に見てもらいたい
福山雅治の主題歌も映画に沿った歌詞で沁みました
百合が戦時中の日本にすぐ馴染んだり
空襲の後の状態、百合が戻るタイミングなど細やかな点は少し気になってしまったが
、登場人物がそれぞれ温かでまっすぐな愛を持ちながら向き合い生き抜く姿に涙が止まらなかった
所々、喋り方や言葉に現代と昔の差があったのは良かった
百合の意味あんの?とかはあの時代の人は使わない言葉だったのではないだろうか
ちよちゃんと話す百合はお姉さんで凄く好きだった
あきらや特攻隊の皆と話す時は本音が大きくなってしまっている感じがして
ちよちゃんと話す時の口調とか優しい言葉が好きだった
最近は多様性とか色んな形の愛とか受け入れるものが多い。多ければ多いほど消費されたり削られることも多く複雑で頭を捻じ曲げすぎて捻くれやすい。
贅沢な言葉だが
あの時代の真っ直ぐな愛や生への眼差しがとてもとても輝かしく感じた
現代の日本は平和で戦時中の人々が夢に描いた未来
それなのにすごく凄く生き難く感じてしまう毎日
私は彼らから見たらもったいない命の使い方をしてしまっていた
まっすぐ生きたい
愛を見つけ、守り、生き抜くことに喜びを感じたい
そのように生きたい
◾︎印象的なシーン(メモ)
百合が死を感じた時に出てきた言葉はお母さん
石丸さんの優しさが詰まったちよちゃんへの対応、強かで温かなちよちゃんの別れのシーンは1番美しく切なく感じた
現代で子供たちが立ち入り禁止の場所に入ってても何も気に留めなかった百合が
飢えた子供に食べ物を与え抱きしめたこと
そこにはお父さんの面影を感じた
お母さんの優しさ
つるさんの優しさ
アキラからの手紙
それを現代で読んだこと
特攻隊の飛び立つシーン
百合の丘でのシーン
途切れなかったらアキラは何を語ったのだろうか
かき氷のシーン
幸せの味
無邪気な特攻隊員たちの姿
妹---都合の良い位置づけ
命が1番だとアキラから咄嗟に出たこと
アキラは百合と出会えて
出会えていなかったはずの過去より
確かに幸せだったと思う