しんご

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のしんごのレビュー・感想・評価

4.7
原作→映画だとがっかりさせられる事の方が多いけど、この作品は違った。個人的にはよくまとめられていると思った。

原作者は学校の先生で、若い世代に戦争や特攻の事を知って欲しいという思いで、この作品を書かれたとの事。

劇場にも多くの女子小中高生が来ていた。(座席も結構埋まっていた。)初めて観る友人を誘って来たリーピーターもいるようだった。

私も数年前、「知覧特攻平和会館」を訪れ、特攻隊員の手紙や、出撃の直前までお世話した人の話などを見て衝撃を受けた事を、原作を読み思い出した。

松坂慶子さんが演じた「ツルさん」も、実在したモデルがいたらしい。出撃の日が決まったと告げられた時のツルさんの含みのある「おめでとうございます」は、松坂慶子さん、さすが。このフレーズだけで泣かされた…。
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