このレビューはネタバレを含みます
タイムリープ系が好きな私としては、一体どのような経緯で、戦時中に飛び、そして最終的に現代に戻るのかに注目していたが、この物語の重要な点としては、あくまでも「現代人戦中の年頃の男女が会って恋愛する」ということで、そのあたりの仕組みやきっかけは重要視されていない。
なので、戦時下の雰囲気の殺伐感はあまりリアルには描かれていない、もしくは描かない方向性となっている。
ややふんわりとした戦中の世界観の設定で、現代人の百合はあきらかに異彩を放っているはすだが、過去人にそこはすんなり受け入れられてしまう。
また、百合も令和J Kにも関わらず、すごい空気が読める子でタイムリープ直後から、わりと早めに馴染んでいる。
天邪鬼な人が観たら、そうした点が気になってしまうかもしれないが、場面、場面ではつい泣いてしまう。
ただ、観る前に「おおよそ、こんな
感じかな」という推測を裏切ることはない。
