ぱぐお

ほつれるのぱぐおのレビュー・感想・評価

ほつれる(2023年製作の映画)
4.0
2023ロードショー69本目
第67回岸田國士戯曲賞を受賞するなど演劇界で注目を浴び、テレビドラマの脚本も手掛ける演出家・加藤拓也監督のオリジナル脚本による長編監督作。
綿子(門脇麦)は文則(田村健太郎)との破綻した結婚生活を、木村(染谷将太)との不倫を糧にしなんとかやり過ごそうとしている。
そんな中、目の前で不倫相手の木村が車事故に遭う。
何も出来ず(せず)に木村の事が気になりつつも、帰宅し何も無かった様に過ごす綿子。
その後共通の友人英梨(黒木華)から木村の訃報を知らされる。
失意の中木村の想い出を求め墓参り、実家を尋ねていく。そして自分自身とゆっくりと向き合っていくが…

門脇麦の淡々した生活の中での揺れ動く感情表現もよかったし、文則役の田村健太郎のハラスメントギリギリな感じを醸し出して素晴らしい。そもそも不倫に非があるのだが、何故かそう感じさせない雰囲気を作り出している。
黒木華ちゃん好きで楽しみにしてたが、
ちょいもったいない使い方だったかな。
ラストがあっさりしてたのと、不倫相手の奥さんとの絡みが少ないのが
少し残念だったが、あれでよかったのかな…
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