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ほつれるのKOZOのレビュー・感想・評価

ほつれる(2023年製作の映画)
3.8
うーむ…お洒落な深夜ドラマ!?
上映時間84分、淡々と過ぎて行き、あれ?これで終わり??

端的に言えば”不倫の代償”の話。
どこか他人事で冷めていて、他人からも自身からも逃げている主人公の門脇麦はやっぱり上手い。
プロフィールを見たら結構出演作を観てる、その夫役の田村健太郎の嫌らしい詰め方は生々しくていい。
脇役陣、主人公の不倫相手で早々に事故で亡くなる染谷将太、回想シーンは出てくるのだけど、もう少し余韻を感じさせてくれたら。
その父親役でいかにも小心者な印象の古舘寛治はさすが。
主人公の親友役の黒木華、ちょっと無駄使い?って思ってたら映画のホームページ見たら友情出演ぽい。

もう少し時間を長くして劇的な描写を入れた方が感情移入できたかな。
ほとんどない劇伴、不倫が発覚して主人公の心が揺れ動くシーンには効果的に使われてた。エンドロールでわかった石橋英子&ジム・オルークのコンビ、さすがと言うべきかこれも無駄使いと言うべきか。
オープニングでこれもメーテレシネマなんやと期待したけど…
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