静かな中にも緊張感があり、音楽も最低限しかなく物語に集中できました。
見終わった後、映画館の外にいろんな方々の感想が張り出されているんですが、クリーフパイプ尾崎世界観さんの「誰かがやってるテトリスの、ゲームオーバー直前の悪あがきを観てるみたい」というコメントがとてもしっくりきました。
見てみないふりをしながらなんとなく回避できても、ねっとりとした嫌悪感は着実に積み上げられ、いつかやってくるゲームオーバー。この気分、他人事ではない...と思う人もたくさんいそうです。
ただひとつ残念な点は、門脇さんのボソボソ喋りが3割くらい聞き取れなかったこと。自然な会話を意識してるのは分かるのですが、数少ないセリフが聞いとれないと結構なストレスです（田村健太郎さんがのセリフがクリアに聞こえるから余計にそう感じたのかも）
