タカシサトウ

ほつれるのタカシサトウのネタバレレビュー・内容・結末

ほつれる(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

  綿子(門脇麦)が、文則(田村健太郎)との結婚生活をどうするのか、木村(染谷将太)を失ったことをどう胸に収めて行けるか、の話。

 文則に、言いたくない木村のことを吐露する場面が緊迫する。

 でも、一番納得できなかったのは、綿子(門脇麦)がなぜ文則(田村健太郎)と結婚したか、ということだった。不倫の時は、あんなに嫌味な男でなかったのか、そんなことはないような気がするが。

 門脇麦の綿子がなかなかだった、冷え切ってる文則との関係なのに、平然としているのが凄味がある(このままでもいいというやるせなさがある)。二人の関係をどうするのかという「あのこは貴族」を思い出した。

 また、染谷将太も英梨の黒木華も出番が少ないながらも目立っていた。

 「わたし達はおとな」に続いて、加藤拓也監督作品を観る、説明し過ぎないので、緊張感がある(2023.12.23)。