レオン

パラダイスの夕暮れのレオンのレビュー・感想・評価

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)
3.4
高評価監督作 (★平均 4.0 UNEXT見放題)
ほとんどの作品が★平均3.7以上という驚異の高レベルを誇る監督だが、今作は3作視聴した中で私的に一番合わなかった。

私の唯一の苦手ジャンルがラブストーリーで、些細な事でくっ付いたり離れたりの状況を見ても、「勝手にしろや・・・」と感じるぐらいで、私が好きなイーストウッドの作品中で一番? と感じたのも恋愛物「マディソン郡の橋」だった。

それに今作は、主人公二人の台詞・行動が余りに唐突で、映画の世界(フィクション)でしかあり得ない表現・・。 
口数少なくすぐ行動に移るのが、この監督の特徴なのだろうが、私には違和感が増すばかりで、感情移入以前の段階。 

デート代の工面に必死なのに、8ミリデッキとシステムコンポを衝動買いするというう不思議な設定も?・・。 (両機ともSONY ! )

そしてどの作品も進展スピードが遅い割に「画」の情報量が少なく、つい再生スピードを上げてしまう。 
唯一、恋愛相手女性の「カティ・オウティネン」が、わずかに笑みを含んだ様な微妙な表現までしている点が、"上手い"と感じリピートしたが、他で目が留まる様に感じるシーンは特になかった。

尚、wikiチェックすると、このオウティネンという女優さんはアキ監督の常連で「過去のない男」ではカンヌ「女優賞」を獲得している。 

ファンの多い監督だが、私的には冗長に感じて自身の★平均基準より-0.1の評価に。
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