井浦新の醸し出す安心感に万歳！
他人に縋り将来を憂う元アイドルライターがおっさんと暮らし輝きを取り戻す。肌の荒れた序盤から前向きに輝く瞬間までを見逃すな。いいよ、テキトーで。
深川麻衣演じる主人公の安希子はなんだかんだ目の前にある“本当の幸せ”というやつに気づいていないってところでしょうか。
勿論野心があるのもいいし、もっと違う幸せを目指すのも良いでしょう。
だけど、全てを他責にしてても何も変わらないわけです。
本当に彼女は友人とおっさんに恵まれていると思いましたよ。
井浦新演じるササポンのセリフの一つひとつがテキトーに見えて深い。
具体的な彼の過去は語られないけど、きっと様々な酸いも甘いも経験してきたんだろうなって想像させられる構成が良かったです。
あと、柳ゆり菜ずっと可愛い。
あの旦那が一番の勝者。
【追記】
言うほど詰んでないって感想も見かけますけど、これは自分との向き合い方の話なんですよね。
理想の高い彼女にとって今の人生は詰んでるって認識。視野が狭くなっているからこそ、心に余裕が持てるようになって初めて自分の恵まれた環境と幸せに気づくという話。
だから、心にゆとりのあるササポンとの交流を通じて心に余裕ができて少しずつ自分の恵まれた環境に気づいていくって話なんですよね。
〈キャスト〉
安希子(深川麻衣)
ササポン(井浦新)
(松浦りょう)
(柳ゆり菜)
(猪塚健太)
(三宅亮輔)
(森高愛)
出版社の編集長(河井青葉)
(柳憂怜)
※キャラ名をきちんと把握できてないのでまた改めて更新するかも(しないかも)
※2023年新作映画150本目
