元アイドルが一緒に住むおじさん(56歳)が井浦新さんという時点でカッコよすぎて感情移入なんか出来るわけがない、というか、そのシチュエーションが出来すぎて(都合よすぎて)なんも頭に入ってこないんじゃあないか?と思いながら観ました。
ましてや元乃木坂の深川麻衣が主演?いや、いくら元アイドルという設定が一致していてもそれこそ彼氏無しで貯金10万円で知らないおっさんと同居?はぁ?全然リアリティ無いやろ?
そう思っていた時期が俺にもありました。
観たら全部の先入観が吹き飛びました。
めちゃくちゃリアリティがあって面白かった。
これが100時間あったとしても永遠に観れた、むしろもっと観たかった。
こりゃ凄い。
それこそ元アイドルが主演のバラエティ映画だと思ってると(私がそう思っていたので)損しますよ、これ。
まさに現代を象徴するようなメッセージの塊のような映画だった。
刺さったなぁ。何も足さないというか引き算ですらなくて、必要な要素だけで構成されていて実に心地良かったです。
(おっさんの職業を結局明かさないまま終演するあたりにその強い意志を感じました)
こんな作り方もあるのか、勉強になりました。