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哀れなるものたちのmatutake32のレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.5
好意的なレビューの中で、申し訳ありませんが、
アンチテーゼとして英wikiの批判的なレビュー
を挙げておきます。まあ、どちらでもいいです
がw 安っぽいフェミニズムは時代錯誤とも思い
ます。特に船上での金品盗難の正当化。

「>バラエティ誌のラミン・セトゥーデとザック・
シャーフは、「しかし、誰もが『プア・シングス』
を愛したわけではない。より過激なシーンがいく
つかある間、(ヴェネツィアの)観劇客が次々と
退場に向かっていた」とコメントした。ミック・
ラサールはサンフランシスコ・クロニクル紙でこの
映画を「141分間の間違い」と呼び、「最悪なこと
に、不誠実だ。フェミニストの文書であると称して
いるが、女性の自律性を女性の自立能力と定義して
いる」と主張した。

搾取されているのに、気にも留めていない。...ラン
ティモスと脚本家のトニー・マクナマラは、どのよ
うなバージョンのフェミニズムをここで私たちに売
り込もうとしているのでしょうか?」映画評論家の
スコット・マンツはラサールの投稿を称賛し、この
映画は「女性のエンパワーメントに関する重大な見当
違いの見方」であるとしながらも、映画の野心と製作
上の価値観を賞賛した

この映画は、原作とスコットランドのルーツを無視し
で厳しい批判の対象となっており、オンラインドキュ
メンタリーチャンネルのオシアンは『プア・シングス』
の本当の起源とスコットランドの本来の舞台を描いた
作品を紹介している」- ここまでWikipedia

'23 ヴェネチア映画祭・金獅子賞ですが、
原作(英同名)が”カリギュラ”(ゴア
ヴィダル)か”毛皮のヴィーナス”(マ
ゾ、ポランスキー)並みの変態奇書で
日本ではディズニー配給ですが親子や
カップルがパリポタ並みのディズニーファ
ンタジーを期待して観ると腰抜かします。
原作翻訳文庫もありますが映画化で相当
部分省略改変してあります。

マイフェアレディ(ピグマリオン)のロリ
コン(脳が10歳設定)エロティックパ
ロディ版と言えば変態紳士向けの映画です。

主人公が成長する様が社会主義的でフェミ
ニズム傾向なのも好みが分かれる理由です。

'24新春公開のようですが、大幅にカットされ
るか上位のR指定でしょうし配信会社も手を
出さない性的映像でDisney+でもしないと思
います。

+ゲール語混じりのスコットランド英語の原作
のせいか性的セリフが比喩的で推測しました。
(「イニシェリン島の精霊」に似てます。)
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