さくぞー

哀れなるものたちのさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

先行上映マジ感謝。とにかくムズイ。内容的た難しさというより、これをどこまで自分が肯定できるか。テーマとか物語はむしろ分かりやすい。その伝え方のクセがすごい。よく海外の映画評で「大胆」て書かれがちだが本作はまさにそれ。何回もスコア・レビュー書き直すと思う。
でもようやく今年の☆4超映画が出た。期待値にしっかり応えてくれた、映画賞無双も納得の面白い作品だった。

取り敢えず序盤は「面白いけど合わん芸術系だなあ」と思ってたが最終章のカタルシスえぐくて最低☆4.1はある。個人的にスコアを上げるか悩ませるのがヤギ将軍のシーン。この作品を通して観てて感じた感動には合わなかった。エドガー・ライトやマシュー・ヴォーン作品とかなら受け入れられたかも。全体的に許し=進歩を押し出していて、助けたいと運んで来たのにヤギにするんかいみたいな。逆にこの内容でここしか引っかかってないのが凄すぎる。

娼婦だったことについて、君と過ごした男たちに嫉妬する。道徳的に批判するよりって言えるマックスかっけえ。結局そうかも。
クソ男みんなレスバ弱くて面白い。面白風俗客日記パートも良い。

エマ・ストーンは逆に何も言うことない圧倒的な存在感。マーク・ラファロが素晴らしい。喜怒哀楽とにかく観ていて楽しい。どんどんボロボロに情けなくなっててたまらん。これで助演男優賞あんま取れてないのか…RDJどんだけなんだ。
全員が哀れで愛しい。映像や劇伴までとにかく全て凄かった。

映像:=======S
脚本:======A
編集:======A
俳優:=======S
人物:=======S
音楽:=======S
音響:=======S
【MVP】ベラ・バクスター
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