プププ

哀れなるものたちのプププのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ランティモス節全開の映像と、ファンタジックな世界観がマッチしてて超最高だった…

テーマ・哲学的な問いとしては色々考える部分は多いけど、清々しい終わりなのに完全な人間讃歌で終わってない感じか良かった。
社会的規範、理性などから自由なベラは完全に人が作った理想像ではある反面、どうしても生きててそうはなれないと分かるし、変わらない人間もいる。ベラは完璧だけど、他の作られた人・動物は正直同じようにはなれなくて、そういう人工的な生命の肯定ともなっていない。
絵とか物語は一見完璧に作られた虚構に見えるけど、自分の考える余白が持てる所が本当に素晴らしくて見入っちゃたー

音楽も最高で、ベラが行為に及ぶ時の音楽がとにかく明るくて不思議で、性・知識への欲求を満たす喜びとのリンクを感じれて良かった!
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