"人生をやり直す機会" を得た主人公ベラが世界を巡って色々な価値観の人と出会い、冒険と実験を繰り返すことで世界の残酷さと「自分」を学んでいく人間讃歌。
空想感のある少し非現実な世界観に奇天烈なBGM、本能のままに生きる人達が織り成す物語がもうずっと楽しい。
モザイク無しの熱烈ジャンピングなシーンが多いが、ベラの無垢な欲求と捉えると納得感がある。
性別の偏見や思考の制約が無いが故に、自分の行いを恥じる事なくどんどん行動・分析していくベラのエネルギッシュさに、自分の生き方も見つめ直させられる気がした。
見終えた後に良い余韻が続く映画だった。