ジミンちゃん大好き

哀れなるものたちのジミンちゃん大好きのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
1.4
アカデミー賞でのエマストーンの振る舞いがすごく残念だったので評価を激しく落とします!

こんなに爽やかに終わるランティモス初めて!めっちゃよかった!!!!!

撮影方法も魚眼のような広角レンズを使ったり、周りがぐるぐるボケになるようなレンズで撮影したり、ベラの大冒険する美しく残酷な世界をCGで表現していて視覚的にも大満足!!!

女がSEXが好きだと何が悪いの?自由に生きて何が悪いの?という問いをぶつけまくるベラが愛おしかった。
バクスターをベラとキャンドル(原作途中まで読んでるのでマックスではなくキャンドル呼びがしっくりくる)が最後に囲むシーンが美しかった。
大冒険や決闘を終え、本当にベルが最後にバクスター邸に帰ったとき、やれやれだぜというようにヤギがメェーとないたのもおかしくて笑っちゃったしまさかの結末に大笑い。
女たちとキャンドル、ウィズヤギのラストシーンに癒された。
恋人と見た。

24/01/28
原作読了後、2度目の鑑賞
改めて結末が異なることに驚いた。
原作を消化しきれてないところがあるのでまたそれはおいおい噛み砕いてみます。

モノクロと極彩色の世界の視覚的な喜びが忘れられなかった。

劇中ベラが限られた服を着回していることに気がついた。おしゃれさん、、、!
ダンカンは最初から余計なことしか言わなくて、全部が裏目に出てて超笑った。
自分も気をつけようと思った。
ダンカンのスケコマシから一転、文無しになる場面の哀れさ、本人は真剣なのに滑稽なのがウケる
ベラにとって人生最悪の日なんだからお前にとっても人生最悪な日なんだよ!(私の心の声)
人の惨めさは時としてこちらの加虐心を煽る
男女のパートナーの場合、女が一人でも何人かでも他者とSEXをすると男の所有欲に支障をきたしている様子がよく表現できていてよかった。
自分は100人以上の女を抱いたとか俺に惚れるなとか言っておきながら他の男にクンニされたぐらいで泣き喚いていてめっちゃ面白かった。

章のタイトルを出すときにモノクロのベラのファンタジックな映像とか冒頭の白い布の映像とかエンディングロールのデザイン性が本当に見れば見るほど美しい

大好きなハンナシグラが出てきてすごく嬉しかった
可愛かった
娼館のシーンでは女主人が禍々しいメイクで現れたけど、服の下もタトゥーだらけでめっちゃよかった
ここで出会う友人すごい可愛い

音楽が不安定で、それが良い
歌は登場人物が歌うものだけだった。
ダンスのシーン最高

だいすき

追記
序盤のベラも切りたい!という要求にゴッドが死体ならいいよーと言うシーンと、パリ編の外からダンカンがベラに恋焦がれて喚きながら呼びかけるシーンが大好き、、、

24.01.30
三回目
ドルビーアトモス
見れば見るほど、原作との相違が面白い
最後、選ぶ自由を得た女たちは安全な邸宅でジンを嗜んでいた。
愛する人を所有したい気持ちはなぜ芽生えるんだろう。本当はそれは愛のように見えて愛ではないのかもしれない
ダンカンの心境を想像しながら見てみたけど、やっぱ面白いな、としか感じられない。余計なことしか言わない男、辛い。
でも精一杯生きてるね💫
ベラがエッグタルトを大きな口で頬張っていたのがチャーミングだった。