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哀れなるものたちのtype00denのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

評価が難しい。
最初から頭がおかしくなりそうな設定を連打されて????という感じでした。
個人的に世界観とかそれを表現する美術的が素晴らしいかった。
基本の物語は女性の自我と自由の物語。
タイトルはこの主人公というか物語に出てきた男性全般かな弱さゆえの支配的な行動。
駆け落ちさんがわかりやすいけど自分が散々やってきたことが反転しての狼狽え具合は哀れとしか言えない。
逆に支配から解き離れた男性は良い具合に描かれている。
個人的には最後の展開に引いて点数がガクンと下がった。
物語の意図として支配者の極致の旦那と支配を辞めたドクターゴッドを比較しているのはわかるけど、やっていることが死なせたくないけど脳移植はOKは化け物の価値観としか言えない。
あの家は化け物たちの家としか思えなくてそれまで積み重ねてきた物語よりもインパクトを大きかった。はっきり言ってこの物語の意味もわからなくなるくらい嫌悪しました。
そんな致命的とも言える点もあるが評価されるのはわかる映画でした。なんか最終的に駆け落ちさんの評価が正しい気がしてきました。
[他の人感想を聴いて評価変更3.9→4.6]
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