こんなに展開が読めない映画は久々で監督の鬼才さに脱帽。導入はモノクロによる歴史を思わせるような描写があるが、やってることは実験的な内容であり妙な違和感を感じた。
脳を入れ替えたりそういうのは甘んじて受け入れるとして、起きてる事象が新鮮すぎて怖いという気持ちとおもしろいという気持ちが入り混ざっていた。
エマストーンの演技はすごいというか、もはや本人か？と言わんばかり。天真爛漫な役にとストーリーの性的要素が相まってその本気度合いが窺えて幸せだった。
ウィレムデフォーはもちろんスパイダーマンから好きだった(ある意味嫌い)けど、今作の愛らしさと掴めなさが絶妙でほんまに愛せる存在でした。
次第に成長していく感じ、思うがまま突き進んだ末に周りも感化されていく。
最後まで自分の予測は通じなかったが、そういう終わり方は正直望んでた。時代描写は読めなかった(本当は未来なんじゃないかと思ってる)けど、繋がりがきもちいいぐらいに明瞭で心地よくて、泣けはしなかったけど妙な感動を覚えました。
派手なアクションはないけど是非映画館で。
