けんた

哀れなるものたちのけんたのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.0
『I'm Bella Baxter. And there is a world to enjoy, circumnavigate.』

劇伴と背景美術の大勝利🙌
特にリスボンの街並みはツボすぎた。

冒険に出るベラ。
その中で哲学を身に付け、人間の愚かさや貧困を知り、熱烈ジャンプでお金を稼ぐ。
娼館を出る頃にはあの船乗り達がお金を持ち逃げしたんじゃないかということにも気付けたんじゃないだろうか。
エッグタルトは私も一口で食べたい。

幸福を知るには不幸も知っていないといけなんだとつくづく。

同監督の『聖なる鹿殺し』でもそうだったけど、引きと寄りのカメラワークが本当に独特。
本作では時々謎の魚眼レンズ的に広角なるシーンも多く、色々実験的に行っているんだなと。
けんた

けんた