哀れなるものたちのりさーるのネタバレレビュー・内容・結末

映画としての完成度が高すぎる。
これまでの私は映画といえどもストーリー重視で、映像とか音楽とかは二の次だったのだけれど、
本作はすべての面がすべてのシーンに置いて最高レベルで、よくもまあこんなにも素晴らしい映画を作り上げたこと！と始終感動していました。

こういう表現はふさわしくないのだけれど、言うならば現代のロッキー・ホラー・ショー×フランケンシュタイン。怪作かつ傑作です。
ぜひ映画館で見てほしい。

冒険と、強さ。
思春期の頃のなんでも不思議で果敢に挑んだころを思い出させる。あの頃の気持ちを忘れちゃだめだな、って。
冒険しつくして、それでも心は静かに確実に安定と常に繋がっている。
愛が深い。昨今よくある、家族だ！仲間だ！愛だ！とか声高に叫ぶ映画にうんざりしていたので余計に心にしみる。