哀れなるものたちのyamakのネタバレレビュー・内容・結末

エマ・ストーンがよくこの役を演じきったなという感想。想像より数段過激で、ここまでの映画と思わずに観に行った人もいるのでは…という内容だった。
ストーリー的には最初は何だ？？という感じで始まるが、ベラに行われた手術のことが明かされると、その後は色々と複雑な気持ちも持ちながら観続けることができた。ベラ自身が手術のことを知るのはだいぶ後半だが、そこまで視聴者も知らされなかったら、本当に意味がわからなくなっていたと思う。
精神年齢が低いころのベラは本当に純粋で、それ故に自身の欲望と周りの男達にされるがままとなり、後半は意志をもって生きていく強い人間、と取ることができるが、果たして単にベラの成長の話としてしまっていいのか、評価に困る作品ではあった。
もう一度観たいかというと…微妙なところではある。映像と音楽は鮮やかで、それも含めて奇作と言うべきか。