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哀れなるものたちのHelloのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.4
いや〜面白かった!!期待を裏切りませんね、鬼才と言うか変態ランティモス監督は!(めちゃ失礼なのは承知してます😂)

平たく言えば女性版、ランティモス版のフランケンシュタインだし、ティム・バートンの世界のような奇妙なおとぎ話要素もあり、途中からロードムービーのような要素もありと盛り沢山!露骨な性と暴力の表現が感想を分けそうだけど、なんかもう底抜けに陽気だなとも思えるから挑戦して欲しい作品!(ひとりがおすすめです)舞台セット、衣装、音楽、エンドロールまで、ここ最近観てきた映画のなかで1番好きかもしれない、美しい!!ツボにハマりすぎて今苦しい。

もちろん込められたメッセージは大事なこと。ランティモス監督はある理不尽なルールに縛られ生きていくことを強いられる人々の姿を描くのが得意なんだけど、本作では人間が作ってきた男性優位の社会を古典的かつ近代的に表現し、そしてベラの成長や人生を通して未来への希望をも映し出していた!理不尽な世界を生き抜く術は案外シンプルなのかもしれないと思えた😉良識なんてクソ喰らえ!笑

前作”The Favorite(女王陛下のお気に入り)”に続きエマ・ストーン好演!ここまでやるのね貴方!すごかった〜ハマり役だったなぁ。1988年生まれとして誇らしいし可愛すぎて一緒に暮らしたい。ウィレム・デフォーの外科医も最高です。
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