ジャッキーケン

哀れなるものたちのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.3
ヨルゴスランティモス最高傑作降臨!

そしてエマストーンのマスターピース!
「レヴァナント」のディカプリオばりの体当たり演技でこれでオスカー取れなかったら世界中のエマファンが「ジョーカー」ばりに暴動を起こすと予言する!

赤ん坊の脳を移植され
思考がまだ発展途上段階のエマがただ衝撃
とはいえ純粋さとはこの事

そのエマが快楽を覚え世界を知ろうとし飛び出して行く。そこは「バービー」のようで大人向けの世界を知ろう映画

千差万別な多様性を性の快楽を持ってして学び、楽があれば苦しみもあり
それが分かるからこそ真の世界が見えてくる
これこそが本当の自立であることを俺は学んだ

スチームパンクであり尖ったウェスアンダーソンのような世界観がバッチリだしヨルゴスの新境地をも開拓していて芸術点がエゲツナイ。本作と並ぶ陶酔する世界観を持った映画が今年現れるかも怪しいほど

エマストーンは本作でまた上の次元へ
体当たり演技という言葉では陳腐に聞こえてしまうほど体当たりが意味し直結する「知る」という要素が絡むメッセージ性との意図と直結したベストアクト!