リプリー

哀れなるものたちのリプリーのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
高評価なのも納得のとても良くできた話。
個人的にはこういうテーマを語るにあたって、何も知らず囚われない状態の主人公を設定するのはややズルい気はするが、ベラと行動をともにするダンカンの嫌な男っぷりはちょっと笑えないくらいなリアルさがある。
彼女が何も知らないときは教える、与えるといったことをいうが、彼女が知性を獲得するにつれ嫌な顔をし、あまつさえ罵る。
予告でも分かる通り映画としてのルックも良く140分超退屈しない。
エマ・ストーンもまあ、本当にすごい俳優だなと思う。

ただ同じようなテーマでバービーがあって個人的にはバービーのほうが遊び心があって好みだったりする。