kana

哀れなるものたちのkanaのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.4
狂おしく美しい世界!
グロテスク&メルヘン!

ベラという女性の成長、自立、選択の自由を寓話的に描いていて、エマストーンの体当たりの熱演がお見事すぎ… アンタすげえよぉぉぉ…!
可愛らしく可憐に繊細にたくさんの表情や感情を表現していて、すっかり魅了されてしまう。

マークラファロの声と喋り方ってセクシー。ベラに振り回される様子が大変滑稽で、度々笑わせにくる。可愛かったなぁ…

不協和音のような不穏な劇伴が時にダイナミックで時に不気味でめちゃくちゃかっこよかった。

世界観、衣装、音楽、セット、登場人物すべての虜になる140分間。
エンドロールもすごく素敵だった。
鑑賞後の余韻がやばい。なんだかまだ脳みそがフワフワしてるわ。ふしぎな幸せエネルギーが満ち溢れる劇薬シネマ。
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