壁炒飯

哀れなるものたちの壁炒飯のネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

手塚治虫作品の読後感
獣として生まれ獣として死ぬってそういうこと?😂
映画全体が割と長く、全編通して裸のシーンも多いが基本コミカルで飽きることがなかった
哲学に触れるセリフや覗き見してるような撮り方、パースを効かせた構図がめちゃいい
ロンドンのシーンは先に全部撮ったという書き込みを見てビビった あんな逆アルジャーノンの最初と最後だけ演じられるものなのか…そら賞取るわ
主人公ベラの自分と他人を愛する姿が眩しくて仕方なかったが、自分のルーツを知ったとき、「monsters…」って言い捨てるシーンがいいですね
そう思ってたらあの将軍という人の都合なんて一切考えないキャラが出てきたのがあの映画の伝えたい芯が見えたような気がした
鑑賞後、広告を見たがそこで押されてるほどフェミニズム映画ではない気がする フェミニズムだけではなく人間讃歌そのものという印象
女性だったから、あの世界観あの時代で生きて自己を確立していくものを描いたらああなったというだけで基本的には愛の作品だな…と
抵抗する誰かに何かを強要するのが愛な訳無い それは暴力とかハラスメントとかそれだけじゃなくこうやって気を遣ってほしい!とかそういう気持ちそのものが邪悪
だから自分の気持ちを言葉にする 出てくる言葉が無いなら本を読む 当たり前ですね
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