かんぴんたん

哀れなるものたちのかんぴんたんのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.5
名作!!

1人の女性の自我の芽生えから性自認、モラトリアムを経て自分自身を見つける物語をファンタジーな世界観で経験できるという、素晴らしい体験をさせてくれる映画でした。

個人的にはハリーの人物像に共感しまくりでしたね。
万能感から世界を変えたいと思っているけど、現実の辛さに打ちのめされ、現実を直視できないまま同じような若い世代にトラウマを与えるという…
なんとも救われない人物でしたが、それがとても良く、印象的でした。

ただ、最後のオチが少し微妙だったかなーというところ。