ともみ

哀れなるものたちのともみのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.8
エロに全振りしすぎぃ、、とにかくエマ・ストーン凄すぎて魅入ってしまった。

考察サイトじっくり読みたい系映画。

冒頭の「女性であることのリスク〜」みたいなアクサのCMが流れて、これは良くも悪くもフェミニズムの映画なんだなって思った。

ふとコメディまじりに発せられた「女性が選ぶ側に立つべき」というベラのセリフが全てなのかなって感じた。
ダンカンは知性がなく愛嬌を振り撒きまくってた幼いベラが好きだったけど、知性をつけたベラに耐えられず本を海に投げちゃうシーンは象徴的。
結局男性は自分の支配下における可愛くてあざとい全肯定ヲンナが好きなんだろうね。

フェミニズムだけではなく、社会主義や資本主義、あらゆる思想をテーマに盛り込みまくって1回で処理できない情報量。

性教育をするために風俗に来たお父さんが本作のMVP



〜2024/2/7 追記〜
劇場:中洲大洋劇場
2回目の鑑賞となると作品に対する解像度が違いすぎる。
まるで1回目が赤子のベラ、2回目が大人のベラを経験したような感覚。
3月取り壊しの大洋劇場でどうしても鑑賞したかった。
1階のキネマカフェでカレーも食べられて満足。
パンフも購入してしまった。
本作にはぜひオスカー獲得して欲しい。。
ともみ

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