すきやき

哀れなるものたちのすきやきのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

映像、美術、衣装、役者、キャラクター、世界観が素晴らしい。

女性の身体や性は女性自身の為のものであり、男性の欲望の対象の為に存在しているわけではない。
というメッセージも分かりやすい。

ただ、それをベラに言わせる?って思っちゃう。
ベラの冒険を通してそれを語りかけられても…説得力無いです。
ヴィクトリアの身体はヴィクトリアのものなのに、勝手に裸にしお腹を切り開き、自分の赤ちゃんの脳を移植され、ベラとして蘇生させられ…
こんな残酷なことある?
そこにヴィクトリアの意思は無いよ。
全部ゴッドが勝手にやったことじゃん。

愛を知らないゴッドがベラを通して愛を知り家族になったのも、感動というより結局は男の愛を満たす為の道具にヴィクトリア、ベラがなってないか?と。
それともあえての皮肉?
私が読み取れなかったものがあるのかな。

誰にも感情移入出来なかったし、純粋無垢なベラ(中身は赤子、幼児の)にセックスさせまくるのもちょっとどうかと思ったし、私としては手放しで傑作!とは言えない。
言いたいことはわかるんだけど…。
聖なる鹿殺しとロブスターの方が好きかな。
女王陛下のお気に入り観なきゃ。
エマ・ストーン演じるベラはひたすら可愛かった。
デフォーもマーク・ラファロも良かった。
すきやき

すきやき