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哀れなるものたちのmina2xlのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.5
世界観はギレルモデルトロのドクターパルサナスの鏡を彷彿とさせた。

ドデカショルダーにミニスカートドレスとか、ほぼパリコレみたいになりつつ中世ヨーロッパなのに空に変な飛行機飛んでたり蒸気機関の船が緑の煙出してたり、アートの中を旅してるようでそこが一番カッコよかった。特に各パートの序章に入るモンタージュとコントラストMAXまで引き上げた空のど紫ピンクみたいなの、この世界観ずっと見てたかった。衣装美術を堪能するだけでもすごい楽しい一本でしたわ!

話は正直盛り盛りし過ぎててもう長いわ。。ってなっちゃった。フェミニズムとか色々あるけど、それも色んな映画で毎回毎回強めにやられるとキツいというか、逆効果になってしまう場合もあると思う。ラストも強烈なオチが付くけど、あまりにもやり返したら結局やった側と同じになっちゃうからね。でもあいつやってたことヤヴァイからまあいいか!!マッドサイエンティストながら優しい雰囲気のウィレムデフォーと、横一線だったあの世代の女優から頭1つ抜けてるエマストーン、まさかのエマストーンがあの中からここまでぶちかましてくるとは!昔のラブコメに出てた爽やかさの中にこんな力が眠っていたのか。ブラボー!!!
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