アポロ

哀れなるものたちのアポロのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観てよかった。
何故なら自宅鑑賞だと確実に集中力がもたなかったであろうから。🙄

見た目は大人、頭脳は子どものベラ
はじめは欲するままに動く人間だった。
何故、世の中の人は欲のままに動かないのか
疑問に持つベラ。
はじめは欲のままに動くのはやめなさい、社会的になれと指摘される側だったが
いろいろな経験を経て、逆に欲や地位名声、金に囚われる人間たちに疑問を持つ様になる。(初めの段階のベラを観て、昔障がい者の方と関わった時のことを思い出した。彼らは良くも悪くも自分に正直であるのだ。)

正直、私の脳みそが追いついてないせいか全てを理解したり、感想を言語化するのが難しい作品だったけれど、観終わった後、何故か自分の行動を客観視するようになり、
「あ、これ今私すごく良いと思った、何故だろう?」「あ、あそこに行ってみたい!何故そう思う?」と一つ一つに疑問を持つようになった。自己分析をするから自分が被験者みたいな気持ちになって面白い。🤣

私の解釈としては、
物事を深く考えず、フラットに捉え、自分に正直であることは時に色々な気付きを与え、その疑問を深く掘り学んでいく事こそ人間であることの素晴らしさであり、またその素晴らしさは人を伝っていくと伝えたかったのかなと。
欲のまま動く人間は、獣と同じであり
それならば動物として生きている方がマシなのではと最後の元夫への仕打ちが表している気がした笑

ヨルゴス監督の作品は初見で、ヨーロッパ出身の監督ならではの絵画のようなセットや衣装、映像で夢のような不思議な感覚になった。(ティムバートンのもっともっとヨーロッパみを強くした感じ)
後、自分の仕事上動物の手術に立ち会うことがよくあるから、グロいけるかなって思ってけど結構生々しくて私は目瞑りました。笑

難しくて噛み砕けてるか謎だけどほんとよかった〜
家だと確実に途中で観るの諦めてると思うから(色々考えすぎて疲れるやつ)

追記:他の人の感想観て自分の解釈の浅さと脳みその足りなさに絶望しています
アポロ

アポロ