ナイショのうさまる

哀れなるものたちのナイショのうさまるのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.8
ヨルゴス・ランティモスやりやがったな。笑
早くも今年ベスト級。
フェミニズム映画もここまできたか、と思いながら見ていたが、それ以上。
フェミニズムなどというものも超えてきた。

性描写が多いけれどまったくもってエロさは感じなかったし単なる符号のように見えてきた。

自分の体は自分のもの。
体は単なる体であって、人の本質とは関係ない。
固定概念に縛られることなく、自分で自分の道を切り開いていくベラが逞しく、どこか羨ましく思える。

美術、音楽、衣装の素晴らしさにも目を見張る。
芸術的クオリティの高さと俗っぽさや悪趣味とも言える人物達の描写。
ホントに素晴らしかった。
最高👍